腸内フローラ(腸内細菌叢)って何?改善すると痩せる可能性も!

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最近、「腸内環境」や「腸内フローラ」と言う言葉をよく聞くと思いませんか?
「腸内環境」はなんとなく意味が分かります。
腸の中の環境のことなんだろうなーって。

でも「腸内フローラ」ってなんだ?

この辺のことを今回は解説したいと思います。

腸内フローラとは腸内細菌のバランスのこと

腸内フローラって、最近良く聞く言葉ですが、2015年の初めくらいからgoogle検索数が爆発的に増えているので、そのあたりから注目され始めているのではないかと思います。

腸内フローラは日本語で言うと「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」。
日本語にしたら、ますます意味が分かりません!

腸内にはご存知のように細菌がすんごいいっぱい住んでいます。
どれくらいたくさんいるかというと100兆個以上もいるんだとか。
すごい!多すぎてもうよく分からない!それ誰が数えたの?

種類にして数百種類から数万種類の菌がいるとも言われていて、現代の科学でもまだ全て分かってないとのこと。

そしてその細菌達を分類すると

  • 善玉菌
  • 悪玉菌
  • 日和見菌(ひよりみきん)

の3つのグループに分けられます。

大雑把に言うと、この3つの菌達のバランスこそがよく聞く「腸内フローラ」と言うわけです。
細かく言うと、善玉菌などの各グループの中に各種の菌があり、それらの個々のバランスを含めて「腸内フローラ」ですね。

善玉菌は腸内に多く生息していると、体にも良い影響を与える細菌たち。
悪玉菌は、健康な人の腸内にも一定数はいますが、増えすぎると病気になったり調子が悪くなったりする細菌たちです。

善玉菌と悪玉菌と言う名前は聞いたことあると思いますが、日和見菌はあまり馴染みがないですね。
善玉菌でも悪玉菌でもない日和見菌は、善でも悪でもない無党派層です。
人畜無害な一般市民かとおもいきや、悪玉菌が優勢と見ると悪玉菌に味方し始める厄介な存在なんです!

逆に善玉菌が優勢な場合は、善玉菌のミカタなので、日和見菌を敵に回さないためにも善玉菌を大事に育てる必要があります。

この3つの菌たちの具体的なバランスは以下のとおり

善玉菌 20%
悪玉菌 10%
日和見菌 70%

善玉菌、思ったより少ない!

こりゃ、日和見菌を敵に回したらダメなのも納得です。

悪玉菌も、0%じゃダメなんです。
悪玉菌も、それなりの役割があるため10%程度は必要になります。

「必要悪」ってことですね。
ちょっと違うかもしれないけど。

とにかくこの善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが大切。
「腸内フローラを改善する」と言った場合、このバランスに近づけるようにするという意味です。

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善玉菌、悪玉菌、日和見菌とは?

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腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が居るとのことですが、「善玉菌」と言う名前の菌がいるわけではありません。
「善玉菌」や「悪玉菌」、「日和見菌」と言うのは、あくまでグループの名前です。

それぞれのグループには代表的なものを抜き出すと次の様な菌がいます。

善玉菌

  • 乳酸菌
  • ビフィズス菌
  • 腸球菌

などです。

善玉菌は有用菌とも呼ばれ、病原菌が腸内に進入するのを防いだり、腸内を酸性に保って悪玉菌の増殖を抑えたり、人の体を健やかに保ってくれると言う働きがあります。

乳酸菌やビフィズス菌は摂ったほうが良いとよく聞きますが、善玉菌の一種だったんですね。

悪玉菌

  • ウェルシュ菌
  • ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • ピロリ菌
  • 緑膿菌

など。

悪玉菌は有害菌とも呼ばれ、腸内のタンパク質を腐敗させて有害物質を作り出し、生活習慣病や老化の原因となります。

大腸菌なんかはよく名前は聞きますが、健康な人でも普通に腸に住んでいる菌です。増えすぎないかぎりは特に害はないですが、増えすぎると腸内の腐敗を進めたり、下痢や便秘になったりします。
大腸菌の一種、腸管出血性大腸菌(O-157)なんかは有名ですね。

ウェルシュ菌は、おならが臭くなる原因にもなるんだとか。
なんとも迷惑ですね。
臭いだけなら良いですが、ウェルシュ菌が大量に増殖した食品を食べちゃうと、下痢になったりします。

これらの悪玉菌は、一定数は必ず体内にいます。
あまり増やし過ぎないことが大事です。

日和見菌

  • レンサ球菌
  • バクテロイデス菌
  • ユウバクテリウム
  • 嫌気性連鎖球菌

など。

日和見菌は、普段は特に害はない中間的な存在ですが、善玉菌、悪玉菌の優勢な方の味方をします。
そんなどっちつかずの日和見菌が腸内の70%も占めているもんだから、悪玉菌が優勢になると腸内環境がすぐに悪化してしまいます。

バクテロイデスは普段はおとなしいんですが、腸内フローラが乱れると突然暴れだします。
有害物質を吐き出し、悪玉菌みたいになります。
一般市民のふりをしたテロリストみたいなやつです。

体が弱っていたりストレスや老化で免疫力が低下していると、「日和見菌感染」と言って、健康な人なら問題のない日和見菌によって感染症が起こる場合があります。

腸内環境を整えるとどうなる?

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腸内環境をどうにかしたい!と思っている人が悩んでいることは、やはり便秘じゃないでしょうか?

腸内環境が正常になる → 便秘が解消する

腸内環境と便秘、ダイエットの関係は次の記事に書きましたので参考にしてください。
腸内環境、腸内フローラの改善で便秘解消すると痩せる

便秘の解消以外にも、腸内環境が良くなるといいコトだらけなんです。
病気にもなりにくくなるし、肌も綺麗になり、気分まで良くなる事が分かっています。

腸は身体で一番重要な免疫器官でもあり、超重要な存在なんです。
そんな大事な腸ですが、普段あまり気にかけることもなく暮らしてますよね。

このブログはダイエット関連の情報を発信していますが、腸内環境とダイエット関係なくない?と思ったかもしれません。
そんなことはありません!

ダイエットの究極的な目標は、適正な体重、体型で健康になること。
ダイエットと健康は切っても切れない関係です。
ガリガリに痩せててもいかにも不健康そうだったら全然魅力的じゃないですよね。

健康でいるためにも、腸内環境はすごく大事というわけです。

しかも、最近の研究では、腸内フローラと肥満が密接に関係していると言うデータも有ります。
研究が進めば、腸内フローラの改善によって痩せ体質に!みたいなことが可能になるかもしれません。

肥満の人のの腸内フローラを移植すると太る!

太った人の腸内細菌(腸内フローラ)を、痩せた人の腸内に移植すると太ってしまう、ということが分かっています。

腸内フローラを移植って、ちょっと意味分からないかもしれませんが、「糞便移植療法」と言う治療があるんです。
「糞便移植」の名の通り、ざっくり言うと他人のう○こを自分の腸に入れてしまう、つまり移植すると言う方法です。

かなりショッキングな内容ですが、潰瘍性大腸炎の治療などでアメリカでは結構普通に行われているそうです。

便をそのままではなく、生理食塩水で薄めて、食物繊維などの不純物はろ過した上で、その液体を内視鏡で大腸内に注入します。

治療の難しい大腸の病気が、この方法によりかなりの確率で良くなるそうで、患者の体への負担もほとんどないと言う素晴らしいものです。
ところが、先ほど言ったように、便の提供者(ドナー)が肥満だと、その肥満まで提供してしまうという結果に。
アメリカでは、ドナーの条件として肥満じゃないことが付け加えられました。

これは、腸内フローラが痩せるか太るかまで影響しているという証拠です。
具体的にどうしたら、痩せる腸内フローラが手に入るか、は明らかになっていませんが、肥満解消のために糞便移植療法が適用される時代が来るかもしれません。

腸内フローラが良いと、気分まで良くなる

腸内フローラが良い感じだと、ドーパミンやセロトニンなどのホルモンが分泌されやすくなります。
このドーパミンやセロトニンは、幸福な気分なときに放出されるもので「幸せホルモン」などと呼ばれることも。

つまり、腸内フローラが正常だと、幸せな気分を感じやすく、良い気分でいられるということ。

また、腸内微生物(腸内細菌)がアセチルコリンやガンマアミノ酪酸(GABA)、トリプトファンといった神経伝達物質を分泌し、人間の精神状態に影響を与えると言うことも分かっています。

さらに腸には神経細胞(ニューロン)が何百万個も存在し、神経伝達物質に反応して脳へ信号を送ります。
こんな感じで、脳と腸と言う離れた場所にあるにも関わらず、連携して機能しているんですね。

腸が「第二の脳」と呼ばれているのも納得です。

他の例では、活発な性格のマウスの腸内細菌を、おとなしい性格のマウスに移植したところ、活発な性格になったそうです。
人格にまで影響する腸内フローラ。
我々は腸に支配されてるのかもしれません。
なんか怖い。

善玉菌は年齢とともに減少し、悪玉菌は増加する!

善玉菌の一種であるビフィズス菌ですが、赤ちゃんの腸内細菌は90%以上がビフィズス菌で占められています。
これは母乳を飲んでいる赤ちゃんの話で、粉ミルクで育った赤ちゃんはもうちょっとビフィズス菌の割合が低くなるそうですが。
そして成人ではビフィズス菌が10%程度。
60歳以上では1%以下になると言われています。

こんな風に、善玉菌は歳を取るとともに減っていってしまうんです。

逆にウェルシュ菌などの悪玉菌は歳を取ると増えていきます。

悪玉菌が優勢になると、日和見菌が悪さをしだすので問題ですよね。
こうならないために、善玉菌を増やすことが必要になってきます。

まとめ。 腸内フローラの改善で痩せる、かも?

こんな風に、腸内フローラが体に与える影響はかなりのものです。
まさか気分や性格にまで影響を与えるとは思ってもいませんでした。

腸内フローラの改善で痩せる可能性も高いです。
どのような腸内フローラが痩せやすくて、痩せやすい腸内フローラにどうやったらなれるのかは、まだ分かっていませんが。
でも、食べ物によって腸内フローラは変わっていくので、痩せている人の食生活を真似すれば、「痩せ腸内フローラ」になれるかもしれません。

腸内フローラが改善すれば、単純に便秘が解消するので、便秘解消により痩せやすくなる、というのは間違いなくあるはずです。

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